TOPページ恋愛コラム第四十五回 「3年の活動を通じて、相談者様と向き合う私のスタンスは」 


第45回 「 3年の活動を通じて、相談者様と向き合う私のスタンスは」
 
                                                         5月8日執筆

   

    このGW期間をもって、気がつけば恋愛悩み相談所を開設してから丸3年が経ちました。
   3年の節目の機会というのも手伝って、今回はテーマをがらりと変えて、恋愛悩み相談所において私が常日頃
   からモットーにしているコンセプトを語って行きたいと思います。
    私の趣旨やスタンスをご理解いただいた上で、相談所のドアを開けていただければという願いがあります。


    振り返ってみれば、これまで千差万別、十人十色のお話をうかがってきましたが、もっとも多く、そして個々人に
   共通している悩みの問題は、「相手の気持ちがわからなくてどうすれば良いかわからない」でした。
    片思いであっても、付き合っている恋人であっても、相手を想う気持ちが大きければ大きいほど、傷つくことに
   敏感になってしまい、目の前の壁をどう乗り越えれば良いのか立ちすくんでしまい、切実に思いつめている方々
   と向き合ってきました。思うような結果が出ないことで自信はなくなってしまうものなのですよね。

    人の気持ちって本当に複雑で見えないものですよね。
    特に男女間の心理の違いって永遠の課題だと思います。
   
    どれだけ相手と心を通わせられていたとしても、ふと距離を感じてしまう瞬間って誰でも一度は経験あると思います。
    私自身も好きになった女性の本心が分からずに、勝手な憶測を重ねては疑心暗鬼になったり、自己卑下を繰り返
   して、物事が裏目に出てしまい精彩を欠いてしまう経験が多々ありました。
    一度負のスパイラルに陥ると、なかなか正常な判断がし難くなって、活路が見い出せなくなるものです。

    もっとも、私の場合後々になって想像の世界と現実の差異を痛感するわけですが……。

    そんな私ですが、いざ蓋を開けてみると、経験的に、煩悩を続けるよりも、いざ行動すれば、「案ずるよりも生むが
   やすし」の結果になる事が多かったです。
    
 
    道をさまよい、暗中模索されている皆様の恋路を照らす一つの場として、今日までラブステは在り続けてきました。
    
   
    そんな実体験を踏まえ、回答する時常に心がけているのは、正解を無理に教えようとしないことです。
   私には何が正しくて、何が間違っているかなんて断言は出来ませんし、相手の心理まで読み取れるような才能は
   ありません。したがって、あくまでも「私が彼の立場だったらこう思う」という主観と、「あなたはこれからどうしたいか」
   のような相談者様の目的の再認識を促すようにしています。

    結局のところ、100%絶対的な答えを提供することは不可能ですが、その相手を慕う気持の素晴らしさや貴さに
   気付いていただきたいのが私の狙いです。
    だって皆様の誰にも負けないあの人への想いのチカラを毎回感受しているのですから。
   第三者の私だけが敏感に感じ取っているでは、宝の持ち腐れのようなものなので、皆様にもその想いの波動を
   原動力に変えて、意中の相手に伝えていただきたいのです。
   
    事実、皆様が相談された時点で、身辺整理がほどんどされており、悩みの半分は解決されている印象を受ける
   ので、最後に必要なのは行動に移す勇気のみだと私は悟っています。
    数多のお話を聞かせていただいた積み重ねで、私はその共通するその法則に学ばせられました。

    しかしながら、一度相談された皆様にとっては、私の回答が、しっくりこない、悩みの内容は人それぞれ違うのに、
   その都度同じことの繰り返ししか言っていないように感じられた経験もあるかもしれません。
    カウンセリング技法を習得しているわけでもなく、恋愛経験が百戦錬磨ではない素人の私は、皆様の想いの強さ
   を真摯に受け止めて、応援するのに尽きるのが、自分らしさ=ここでの役目だと自負しているのです。
 

    こんな私ですが、即効性がある具体的なアドバイスやテクニックは教授出来ないかもしれませんが、
   一度話をお聞かせ願えれば、須らく時間をかけて問題解決に向けて、共にベストな方法を考えさせていただきます。
    筋違いの事を申し上げていたり、納得のいく回答が得られない時は、どうぞお諫め下さい。


    話は変わりますが、実は、私自身日頃仕事をしている時やひとりで街を歩いている場面で、ふと「あの相談者様は
   今頃彼氏とうまくいっているのだろうか」とか、「あの後学校でうまくやれているのかな〜」なんて思いを馳せたり
   している時間が結構あります。
    実際に顔を合わせて話しているわけでもありませんし、一過性の出逢いではありますが、私にとって皆様との
   出逢いの触発によって、ふとした瞬間に日常生活に影響があるのを実感しているのです。

    そして会話を交わした後の「ありがとうございます」「今は幸せです」という声のおかげで、確かに私の支えになって
   いるのも、その都度実感しております。同時に、自分が回答する事で返って相手を追い込んでしまうのではないか。
   見当違いの言及をしてしまったら取り返しがつかなくなる、というプレッシャーも、正直常に胸の中にあります。

    それでも、「ありがとう」の言葉を聞くと止められずにはいられないんですよね。賛否両論あると思いますが。
    

    と、ここまで主観で語ってまいりましたが、実際相談者様の立場からすると、相談後には一時的に元気が出た
   ものの、しばらくすると虚しさが生じてきて、余計に落ち込まれてしまう方も中にいらっしゃるかもしれません。
    私自身、数回の刹那なやり取りにも関わらず、「おかげで解決しました」「悩みが晴れました」「もう大丈夫です」
   と最後に加えて下さる多くの相談者様に対して、「本当にこれで気持ちを切り替えて次に進めるのだろうか」なんて
   杞憂を感じたりもするのですが、それでも私のもとにやってきて下さる方がいる限り、向き合って行きます。

    また、最後に旅立つ皆様の背中を見て、「もうここにはなるべく帰ってこないで下さいね」と願っています。

    ここにお越しいただく皆様は、誰もが形は違えどそれぞれ苦悩を抱えてきている方々なので、ようやく峠を乗り越え
   られたのに、再びここに足を運ばれた事で、あの苦しみの日々がフラッシュバックしてしまう恐れがあるからです。
    時々、以前相談された方が後日談を聞かせて下さったりもして正直嬉しかったりもしますが、"今"の恋愛が順調に
   進んでいれば、必然的に当サイトのような恋愛悩み支援サイトにアクセスする激減すると思うのです。
    オフラインの世界でかつての相談者様が活き活きとされている姿を想像するのが私の一番の楽しみでもあります。
    
    ここで学ばれたものを現実世界に活かして生きる糧にされれば、これほど幸せなものはありません。
   もっとも、私の申し上げている内容、やっている事は間違っているかもしれませんし、文字媒介のサポートを通して、
   限界を感じることも多々あります。課題や山積みですが、これからも私なりに全うして行きたいと思っております。

    私も未熟者ですから失敗は多々あります。
   それゆえに皆様と出来るだけ同じ目線に立って、悩みを分かち合って行きたいと望んでいます。
    こんな私でよろしければ、今後もこのサイトを通じてお付き合いいただけば幸いです。
  
   
  
   
 
    

  

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