TOPページ癒しの時間〜癒しザ・ベストセレクション第一回 癒しのクラシック その@「癒しのモーツァルト」




第一回 癒しのクラシック その@「癒しのモーツァルト」
   

 記念すべき(?)第一回の特集は「癒し系クラシック」です。
私が今凝っている趣味の一つとしてクラシックを聴く事があるので、その序幕としてこの回では
TAKA氏がすすめる「癒しのクラシック」を語りたいと思います。

・ 私が癒しにハマるわけ

 私が癒しに惹かれている理由は、一言では語りつくせません。
でも全ての想いを込めて一言で表すとすると、「疲れているから」でしょうね(苦笑)

 まだ21歳になったばかりで若いんだし、「何をそんなに疲れているんだよ」と思った方もいる
かもしれませんが、大人になりかけの微妙な時期なだけに先行き不透明な事が多く、悩んだり、
不安になったりする事ってたくさんあると思うんです(っていうか自分がそう)。

 ストレス時代と呼ばれる現代社会で、私TAKA氏も色んなしがらみで疲弊してしまう瞬間が
日常的に訪れます。
そんな時、しがらみを開放する為に、自分なりにストレスを発散する方法を考えたり、
実践してみたりして、疲れが和らいだり、リラックスできたりしたものがあったので、「癒されたり
した物をみなさんに紹介出来ればなぁ」と思い、断続的にこのコーナーで紹介する事にしました。

・ 誰しも一度は聴いた事があるクラシック

 「クラシック」と聴いてみなさんは何を連想するでしょうか?
ベートーベン?モーツァルト?バッハ?オーケストラ?歴史?
人それぞれ色んなイメージが浮かぶでしょうが、誰しも一度は音楽の授業で習ったことはあるでしょう。

 CMや映画、テレビドラマ、J-POPなど、日常あらゆる場所で、クラシック音楽を耳にする事が
あると思います。「ジャジャジャジャーン」で始まるベートーベンの「運命」や、卒業式でよく使われ
パッヘルベルの「カノン」などはもっともメジャーなクラシック音楽としてみなさん自身も一度は
必ず聴いたことがあるおなじみの曲だと思います。

 さほどクラシックに関心がない方も、一度は聴いておいて損はない、癒しの音楽を、癒し特集の
一角として考えたわけです。さっそくですが、次から癒し音楽の代名詞「モーツァルト音楽」を
紹介していきますね。

・ 癒しのモーツァルト

 私がクラシックの中でもっとも癒される楽曲の作曲家はモーツァルトです。
みなさんは“モーツァルト療法”という言葉をご存知でしょうか?
音楽療法の中の分野において、最も効果的と言われているのが、モーツァルトの音楽だそうで、
脳にほどよい刺激を与え、能率アップに最適との実験結果も出ているそうです。

 また、モーツァルトの曲を聴くだけで、脳神経系疾患や血液循環系疾患の予防になったり、
ガンが治ったり、回復困難な病気が治るといった魔法のようなケースも、人によっては見られるそうです。

 それを知った時、私は「おいおい、モーツァルトを聴くだけでそんなでかい効果があるかよ」と、半信
半疑どころか、完全に不信モードでした。実際そこまで夢のような回復力を期待してはいなかったの
ですが、調べてみると聴くだけで、体と脳を活性化させ、リラックス効果が期待出来るという癒し力は
間違いなくあるそうなので、興味本位でTSUTAYA渋谷店でそれ関連のCDを借りてきました。

 ちなみに、私が借りたのは、
    
モーツァルト療法 〜音の最先端セラピー 〜3.癒しのモーツァルト 〜耳と脳の休息の音楽 〜
というCDです。モーツァルト療法シリーズは、全部で3種類あるみたいでしたが、このシリーズが一番
リラックスには適しているみたいで、Amazonのレビューもまぁ良かったので試しに借りてみました。

・ 安眠によく効くモーツァルト音楽

 実際に聴いてみて感じた事は、思っていたよりは効果は無かったと言うことです(聴けばガンが治ると
いう見出しが印象強かったので)。でも、聴いている間は確かに、心が安らぐような感覚を味わう事が
でき、自身がクラシック初心者であるのにもかかわらず、モーツァルト音楽の世界に不思議とのめり
こんでいました。収録曲の中には、「あっ、この曲知ってる」という音楽も結構ありました。

 驚いたのが、寝る前にこの曲を聴くと、いつの間にか眠りについているという事です。
私は、不眠症で悩んだりする事もありましたが、CDを聴きながら眠りにつく事例は少なかったので、驚
異的効果だと感じました。

 そして、自分にとって心外だった効果は、これを機にクラシックというものに興味がわいたというこ
とでした。それ以後、色んなヒーリングCDを買い漁っては寝る前に音楽を流して眠りにつくという日々を
繰り返しています(ing進行形)。

・ モーツァルト入門に勧奨! 『さわりで癒される天才!モーツァルトの名曲25選

 楽書ブックスの「さわりで覚える〜」の名曲シリーズです。
私が愛読する医学博士・精神科医兼、作家でもある斉藤茂太氏も推奨する一冊です。

 わずか35歳で他界したモーツァルトは、その生涯で600曲に及ぶ素晴らしい音楽を世に出しています。
本書はその600曲の中から彼の代表的な名曲25を選び、曲名リストを作表しています。よく知られて
いる名旋律を、付属のCDで1曲あたり収録時間平均2〜3分かけてじっくりと聴けるだけではなく、おま
けにモーツァルトに関する生い立ち、生活史、エピソードについても書で触れています。

 いずれの曲も今注目の『モーツァルト療法』に採用されているものばかり。疲れた心と身体を癒してくれ
るモーツァルト漬けの一冊です。癒しを求める方はもちろん、モーツァルト入門に最適な一冊なので、まず
は本書を購入して、さわりのモーツァルト25曲集を聴いてから、CDを購入するのがベターだと思います。

    

さわりで癒される天才!モーツァルトの名曲25選―元気がみなぎり、心が豊かになる不朽の名旋律! 
  
(楽書ブックス/1470円・税込/CD1枚つき)※収録曲は上をクリックするとわかります。

・ 究極のクラシック&モーツァルト入門徳用盤 「3時間!どっぷりモーツァルト」

 クラシックやモーツァルトの世界に興味が湧いて、いざ音楽ショップに出向いても、ラックに並ぶ
モーツァルトのCD集の数に戸惑いどのタイトルを購入すれば良いのか迷ってしまうでしょう。
実際私も初めてショップに赴いた時、あまりにもたくさんモーツァルトのCDタイトルが溢れているので、
どれを買ったら良いか右往左往してしまいました。どのCDも、パッケージの裏を見ると収録曲が載って
いるのですが、物によってまちまちで、価格も安いものは1000円から、高いものは3000円まで
様々に分かれているので、どれにしようか一つ一つ手に取り熟慮検討し、吟味しました。

 そこで一押しのモーツァルト入門CDが、今回紹介する2004年12月1日に発売されたavex発の
「どっぷりクラシックベスト」シリーズの一端である3時間!どっぷりモーツァルト』です。
3時間!どっぷりショパン』 『3時間!どっぷりバッハ』 『どっぷりベートーヴェン』なども揃っています。

 このタイトルの特徴は、1980円というお手ごろな価格で、全28曲の総計3時間の収録が
CD3枚に収められているというところです。
モーツァルトの楽曲の中でももっとも有名で人気のある
選りすぐりの音楽がベスト盤として集結。類似品として同価格で出回っているモーツァルトCD
は他にも見られましたが、これほどボリュームの大きい一作はありませんでした。

 一枚目は「さわやかモーツァルト」というジャンルのもと、聴いていて元気の出る音楽が9曲収めら
れています。2枚目には「のんびりモーツァルト」というタイトルから分かるとおりゆったりとした優しい
音色の音楽が9曲揃ってます。そして最後の3枚目のタイトルは「おやすみモーツァルト」。安眠促進
やリラックスに最適な10曲が収録されています。

 これらの全28曲はデジタル録音で収録さているのも特質すべき点です。通常のクラシック音楽は
アナログ録音で収録さている物が多いので、『どっぷりモーツァルト』は高音質のミュージックを堪能でき
のです。1980円でこのラインアップはかなりお買い徳なので、癒しミュージックを求める方はもちろん
モーツァルト入門や頭を活性化するのに最適なCDなのは間違いないでしょう。

 
   

3時間!どっぷりモーツァルト(エイベックス・1980円/税込・CD3枚組)

※収録曲一覧はこちらから。

 ★ TAKA氏が選ぶモーツァルト音楽ベスト5 ☆

 私がモーツァルトの楽曲の中でお気に入りのベスト5を挙げると、

 1.アイネ・クライネ・ナハトムジーク〜第二楽章〜

 2.交響曲 第40番〜第一楽章〜

 3.交響曲 第25番〜第一楽章〜

 4.アイネ・クライネ・ナハトムジーク〜第一楽章〜

 5.フルートとハープのための協奏曲〜第二楽章〜

 です。特に『アイネ・クライネ・ナハトムジーク〜第二楽章〜』は幻想的で、とてもメロディがキレイなの
で、聴いていて心も安らぎますし、心に残る名曲でした。

 午後のある晴れた休日に、森林が豊かで新鮮な空気で満ちている山荘で、紅茶でも聴きながらモー
ツァルトの曲を聴けば、嫌な現実から解き放たれ、心身ともにリラックスでき恍惚に浸れると思いました(笑)

 最後になりますが、モーツァルトの曲は総括すると、ストレス発散や、精神浄化にとても効果のある
良曲が揃っていると思います。
寝つきが悪かったり、勉強がはかどらないでイライラしていたり、学校や会社での人間関係や恋愛問題で
悩んでいて心身ともに疲れている方にぜひ聴いてもらいたいおすすめの楽曲です。

 この記事を読んで興味がわいた方はぜひ一度ご自身の耳で聴いてみて効果を体感してみてください。 

・ クラシック入門のすすめ

 クラシックに興味がわいた方、聴いてみたいと思った方におすすめなのは、極上のクラシックシリーズです。
一枚1050円(税込)収録10曲以上、バッハ、ショパン、ヒーリング音楽、オーケストラ、シネマ音楽など全10タイトル
値段もお手ごろで有名曲を堪能出来るので、クラシック初心者を初め、癒しのミュージックを求めている方におすすめです。


   

写真:管理人が最近買ったクラシックCD(極上のクラシックシリーズより)

 また、書籍でも先ほどあげた「さわりで覚える〜」シリーズの『さわりで覚えるクラシックの名曲50選
(楽書ブックス/1470円・税込/CD2枚つき)下・写真参考

   

という本が発売されています。
この本には2枚のCDが付録していて、名作曲者の代表名曲が50曲収録されており、本文の解説を
読みながら曲を覚える事が出来ます。

 解説も誰にでもわかりやすく要点が簡潔に書かれて、お値段もお手ごろなので、クラシック入門には
もってこいな一冊です。2004年度大ヒットした平原綾香の「jupiter」の原曲となるホルストの「jupiter」や、
島谷ひとみの「亜麻色の髪の乙女」の原曲、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」等も収録されているの
で、これらの曲がお気に入りの方も買って損はないでしょう。
 本屋さんに行けばきっと売っているので、クラシックに興味がある方にはとてもおすすめな一冊です。

 癒しのクラシックシリーズの続編は、次回改めて紹介します。次回も楽しみに待っていて下さい。