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第77回 「外見のコンプレックスが恋愛を阻む原因になっていたら-後編-」
9月2日執筆
⇒第76回「外見のコンプレックスが恋愛を阻む原因になっていたら-前編-」
コンプレックスっていうのは、他人から見てもどうってことがなくても、本人にとっては重要な悩みであるものですよね。
だから、外見にコンプレックスを抱えていて、苦しんでいるみなさんおそのお気持ちは、かつての自分を思い出すようでよく分かります。
しかしながら、そんな悩みの連続の中でも、転機は訪れるものです。
私のきっかけは、あまりにも女性に縁がなくて、何事にも自信を持てなかった日々が続きすぎたことで、心の底から、
顔にコンプレックスを抱えて生きている日常に嫌気がさして、一念発起したのです。
容姿のコンプレックスから消極的になっても、心の底では
「それでも、人並みに恋愛がしたい。好きになった人と付き合いたい」
という強い願望から目を逸らすことができなかったのです。
恋愛ができないのを外見だけを理由に卑屈になりたくない思いもありました。
そんなわけで、私は少しずつ身近なところからの改造計画を試みました。
まず、17歳の高2の春に、生まれた時からの運命共同体だった、あの目の上のコブですが、ついに決別の日を迎えたのです。
意を決して、地元の病院の皮膚科で、日帰り手術を行いました。
「手術」と聞いて、施術直前までは恐怖で頭がいっぱいでしたが、蓋を開けてみれば、局部麻酔で痛みもなくて、
たった2時間で除去されました。費用も保険適用で1万円以下で済んだのです。
手術終了後に取り除かれたコブの中身を肉眼で確認して、コンプレックスの正体だった“ヤツ”と最初で最後の対面を交わしました。
「こいつが今まで自分の皮膚の中に埋まっていたのか」と、筆舌に尽くしがたい感情が芽生えました。
傷口も分からないくらい修復してもらい、17年間悩み続けてきた悩みの種が、たった数時間であっという間に消え失せてしまった
呆気なさを覚えています。
それからはこれまでの欲求不満を解決するかのように、自由なヘアスタイルに精を出しました。
床屋から敷居が高かった美容院デビューを果たし、ピンパーマや縮毛矯正など、かつて試みたことがない髪形を楽しみました。
ファッションにもにわかに興味が湧いてきて、それまでは地元の安売りで買った1500円以下くらいのTシャツと、2着しか持っていない
ノーブランドのジーンズしか穿いていなかった自分が、ブランド品にも目が向くようになりました。
ラッキーは重なるもので、それから2年後で大学に入学して2か月経ったある朝の出来事です。
いつものように寝床から目を覚ましたら、両まぶたに明らかな違和感を感じたので、鏡で確認したところ、二重になっていました。
一時的な症状だと思ったのですが、それから今に至るまで、その日を境にすっかりコンプレックスだった一重まぶたがなくなったのです。
周りの反応の変化は如実でした。
特に印象的だったのは、20歳になった成人式の日に、中学時代までの私しか知らなかった同級生達がその外見のギャップに驚いたようで、
「本当にTAKA氏君なの?」「かっこよくなりすぎだよ!」「別人すぎ!大学デビューしたの?」
なんて具合に、顔を見るなり次々と称賛の言葉をかけてくるのです。
馬子にも衣装髪形とはよく言ったものです。そのおかげで、「もうあの頃の外見に縛られていた自分ではないんだ」と実感させられました。
同時に、外見が劣っていたことで、見下されたような冷たい言葉を突き刺されてきたのに、ここまで人の対応が変わるものかと驚かされました。
それからの人生は打って変わって、モテモテで輝かしい日々を過ごすことになりました。めでたしめでたし……
ではないのですが、昔から悩み続けてきたコンプレックスが努力によって解消できたことで、実生活の中で目に見えた変化を感じました。
その後、22歳の大学卒業後に、残りされた課題の「デビルスマイル」とおさらばするために、歯の矯正を思いきってはじめましたが、
歯並びはキレイになったものの、顔のしわはなくなるどころか加齢の影響で増えているので、自信のある笑顔は完全解消できておりません。
「プチデビルスマイル」くらいにはなれたのかもしれませんが、未だに思いっきり笑うのはためらってしまう時もあります。
ですが、今までとは違うのは、
「笑顔をもっと見たい」とか「TAKA氏は笑っている時が幸せそうだね」と評価されるようになったことです。
矯正の影響で、笑う時にとっさに手で口元を隠してしまう癖も極端に少なくなくなりました。
効果はそれだけではありません。
歯のホワイトニングも併用して行っており、超音波電動歯ブラシやフロスを使うようになってから、虫歯が皆無になりました。
その影響から、健康と美容などにも興味が湧いてくるようにもなりました。
かつてコンプレックスが行動の枷になっていて、オシャレや美容に無頓着だった自分が嘘のようです。
コンプレックスから内面も消極的になっていましたが、一歩踏み出してからは世界観が大きく変わりました。
ここまで私の長いコンプレックスの軌跡にお付き合いいただきありがとうございました。
こんな私が現在、外見のコンプレックスで悩まれている方に、経験からお伝えしたいのは、
「変わりたい」という強い思いが原動力になって、ほんの小さな勇気で新しい自分に出逢えるのです。
外見のコンプレックスが努力して改善できるレベルならば、ぜひ新しいアクションをオススメしたいです。
変わることは確かに怖いですし、何の意味もないとためらっているかもしれませんが、行動をすれば分かります。
コンプレックスをバネにすれば強い自分の味方になってくれることもあるんです。
私は昔なかなかこのような発想の転換はできませんでしたが、コンプレックスも見方を変えれば、立派な個性になることだってあるんです。
もしもありのままのあなたを受け入れて、認めてくれる方がいたとしたら、そのコンプレックスを愛おしく思っている証なのかもしれませんね。
恋愛は自分を魅力的に改善するための大きなモチベーションにも繋がっています。
「どうせ自分じゃ恋愛なんて無理だし。もういいや」にストップをしましょう!
「でも……」がその先に続いたら、あなたの心があるべき方向を教えてくれているのかもしれませんよ。
このコラムがみなさんのコンプレックスを解消するため、見方を変えるための一つのきっかけになれれば幸いです。
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